キウイフルーツ(Kiwi)
(野菜果物コラム)
甘さと酸味のバランスが魅力のキウイ
みずみずしい果肉と、ほどよい酸味が口いっぱいに広がります
イエローキウイや、国産のキウイを見かける機会もずいぶんと増えてきましたね( ᵕᴗᵕ )✩⡱
品種によって甘味が強いもの、酸味が爽やかなものなど個性さまざま。
生でそのまま食べるのはもちろん、サラダやヨーグルト、ドレッシングにも使えます。
キウイは「追熟で甘さを育てる果物」なので、さわってかたい場合は、りんごと一緒に袋に入れて追熟を。皮全体がふっくらしてきたら食べごろです。 ✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
キウイフルーツ(Kiwi fruit)
英名:Kiwi / Chinese gooseberry学名:Actinidia deliciosa(グリーン系)/A. chinensis(ゴールド系)
原産地:中国揚子江流域。ニュージーランドで品種改良が進み世界へ広がりました。
歴史:20世紀初頭にニュージーランドへ。改良種が世界的に普及します。日本では1970年代から本格栽培が広がり、現在は和歌山・愛媛・福岡などが主要産地。
栄養:ビタミンCが豊富で、1個で1日分以上を補えます。食物繊維、カリウム、ビタミンE、葉酸も。皮の近くに栄養が多く、薄くむくと効率よく栄養が摂れますよ!半分にカットして、スプーンですくって皮ギリギリまで食べるのもオススメ。
旬:国産は11〜5月と長い期間出回ります。追熟で味が大きく変わり、やわらかくなるほど甘味が増していきます。
保存方法:かための状態の時は常温で追熟。柔らかくなったら冷蔵庫で保存。りんごやバナナと一緒に置くと早く熟す(エチレン効果)。
○エチレン効果とは?○
エチレンとは、果物が熟していくときに自然に生み出す「成熟ホルモン」のような気体。このエチレンは、ほかの果物にも作用して、「追熟を早める」「果肉を柔らかくする」「甘味を引き出す」といった働きをします。
キウイは「追熟型の果物(クライマクテリックフルーツ)」と呼ばれ、収穫後に味が大きく変化していきます。キウイはエチレンにとても敏感で、「果肉の細胞壁を分解する酵素が働く」「デンプンが糖に変わる」「かたさが取れて甘味が増す」という熟成が一気に進みます。
そこで、追熟したいときは、りんごやバナナなど「エチレン」という植物ホルモンを多く放出する果物と一緒に袋などに入れて、軽く口を閉じて、常温で保存(冷蔵だとエチレンの働きが弱まる)。りんごのエチレンガスを袋内に閉じ込め、濃度を高めることで、キウイの追熟も効率よく進むのです。
毎日やわらかさをチェックし、柔らかくなったら冷蔵庫へ。食べごろです。
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食べ方:生食、フルーツサラダ、ヨーグルト、スムージー。肉料理の下ごしらえ(たんぱく質分解酵素アクチニジン)にも使われる。
主な種類
ヘイワード(グリーンキウイ):最も広く流通する品種。酸味と甘味のバランスが良く、爽やかな風味。追熟で柔らかくなるとまろやかに。サンゴールド(ゴールドキウイ):果肉が黄色く、甘味がしっかり。酸味が控えめで食べやすい人気品種。
ゼスプリ・レッド:果肉の中心が赤く、ベリーのような風味が特徴。希少性が高く、旬が短い。
香緑(こうりょく):日本の品種。細長い形と濃厚な香りが特徴。しっかりとした酸味と個性的な風味。
アップルキウイ:リンゴのような芳香があり甘みが強い、珍しいタイプの国産品種。
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